大城和恵医師に夫は?登山者に診療よりも指導する国際山岳医の思いとは

「登山外来へようこそ」で知られる国際山岳医大城和恵さんが「情熱大陸」に出演されます。

三浦雄一郎エベレスト世界最高齢登山チームドクターとして同行、2019年のアコンカグア登山では、医師として登頂を断念する判断を下した人でもあります。

 そんな大城和恵さんは医師として安全な登山についての啓発をするかたわら登山家としても色々な山に登られています。そんな大城和恵さんにはいるのでしょうか。

大城和恵さんの経歴国際山岳医って一体何なのか、登山家としての活動登山者に寄せる思いなど色々調べてみました。

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大城和恵に夫はいる?

大城和恵1

国際山岳医の大城和恵さんは結婚されていて子供がいるのか調べてみましたが、結婚されていることも夫がいるのも確認できませんでした。

三浦雄一郎のチームドクターを務め、医師として働くかたわら日々講演会診療所での診察、ご自身でもかなりハードな登山をされていることから、家庭を持つ機会がなかったのかもしれません。

大城和恵の経歴

大城和恵(おおしろ かずえ)

  • 生年月日:1967
  • 出身地:長野県長野市
  • 出身校:日本大学医学部
  • 専門:循環器内科・山岳医療

大城和恵さんは1992年に日本大学医学部を卒業し日本大学医学部付属板橋病院第1内科に入局し、2002年からは北海道大野病院に勤務しています。

2009年には英国レスター大学に留学し、日本人初となる国際山岳医(UK Diploma in Mountain Medicine)の資格を取得しました。

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2010年にはウェブサイト「山岳医療情報」を開設、2011年に北海道王の大学に復職し、山岳外来を開設、北海道警察山岳遭難救助アドバイザー医師に就任しています。

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大城和恵の肩書きである「国際山岳医」って何?

大城和恵3

大城和恵さんの資格である「国際山岳医」というのは一体何なのでしょうか?UIAA/ICAR/ISMM認定とありますが何のことなのでしょう?

UIAAとはUnion Internationale Des Associations D’alpinismeといい、国際山岳連盟のことを指します。

ICARInternational Commission for Alpine Rescueのことで国際山岳救助協議会ISMMInternational Society for Mountain Medicineのことで国際山岳医学会と訳されます。

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Diploma in Mountain Medicine(国際認定山岳医制度)UIAAMedical Commission(医療部会)1997年に制定した国際認定山岳医の制度で、現在ではUIAAICARISMMが認定する国際的なDiplomaに発展しています。

目的は山岳医学の臨床および研究をあらゆる面において実践できる医師を養成することとなっていて、オーストリア、ドイツ、英国、フランス、イタリア、スペインの登山医学会がその運営を行っています。

現在では、日本の登山医学会が組織する研修会でも国際認定山岳医条件を、満たしているため、研修を受け試験に合格すると国際認定資格が取得できるようになっています。

簡単にまとめると、ヨーロッパでつくられた山で医療行為を行うプロフェッショナルの資格ということになるでしょうか。

大城和恵は国際山岳医として三浦雄一郎最高齢エベレスト登山をサポート

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大城和恵さんは国際山岳医の資格を取得後、2011年には「世界の果てまでイッテQ」でのイモトのキリマンジャロ登山2013年に三浦雄一郎さんが80歳で挑戦したエベレスト登山に山岳医として参加しました。

大城和恵マナスル

さらには「イッテQ」でのマナスル登頂2019年には三浦雄一郎さんのアコンカグア登山に同行、チームドクターとして登頂にストップをかけたことでも話題になりました。

複雑で難易度の高い登山をサポートし成功させてきた経験が大きな信頼を得る結果となっています。

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大城和恵の登山家としての活動

大城和恵クライミング

大城和恵さんは山岳医としてだけではなく、登山家として個人的にも登山をしており、1998年のキリマンジャロ(5,895m)2010年のマッキンリー6,190m)、2018年にはエベレスト遠征隊に参加して登頂し、7大陸最高峰のうち3つを制覇しています。

エベレスト登山の費用700万円の一部は借金しての挑戦だったとのことで、インタビューに対して

「生きていく限界の高所で酸素ボンベをどう使えば、トラブルなく登頂できるか――治療のためにも、自分の体で試したかった。山頂に立ったときは、とにかくうれしくて。山岳医として、エベレストに登っていないという物足りなさもようやく解消されました。それにエベレストというのは、ちょっとミスをすれば死が待っているんです。生きていることのありがたさを心底感じましたね

と答えています。あくなき山岳医療への思いが登山への挑戦も支えているようですね。

参照:「登山ブームで命を守る」国際山岳医・大城和恵さんの闘い

この他にもプチ・ベルト針峰北壁ミディ針峰北壁などアルパインクライミングアイスクライミングにもかなり挑戦されていて山だけでなく岩場もこなすクライマーでもあります。

大城和恵が登山者に寄せる思い

大城和恵7

そんな大城和恵さんが登山に目を向けるようになったのはどんなきっかけだったのでしょうか?

 学生時代や大学病院で勉強していた頃は、バイクで世界を旅することにハマっていたということもあって、それほど山に目を向けていませんでした。ただ、バイク移動だけだと旅が単調になってしまって飽きてしまうことが多いんです。そんな時に山に目を向けるようになりました

 インタビューに対してこう答えている大城和恵さん。山の中で具合が悪くなってしまった登山者を診ていた時に、「自分がもっと勉強しなければならない」と感じたことで国際山岳医の資格を取得されます。

参照:「登山がもっと身近なものになれるように」

大城和恵8

現在、富士山衛生センターで診療もされる大城和恵さんは、初心者が多い富士山はちょっとしたことで不安を感じ診療所にやってくると言います。

 軽い高山病の症状を訴えていても、私は酸素を使いません。「眠れない」という方には「今夜は眠れないので、そう思って一晩過ごしてください」とアドバイスします。「診療」というより「指導」ですね。私が担当のときに来た患者さんはほんとアンラッキーだと思いますよ、何もしてもらえないので(笑)。

 と語る大城和恵さんは、診療所は「教育施設」だと位置づけているそうです。

大城和恵9

山岳医というと「ヘリコプターで遭難現場にかけつけ、医療行為を行う人」というイメージかもしれません。しかし、海外のある調査では、ヘリコプターに医師が同乗しても遭難者の救命率が上がることはないという結果が出ています。それに起きた遭難に対応するだけでは、そもそも遭難数は減りません。となると、山岳医が貢献できるのは、遭難の予防ではないかと考えるようになったのです。

 と述べる大城和恵さんは、具合が悪くならないように、事故が起こる前に「予防医療」をすることが重要と考えていて、富士山でも積極的に登山者に声をかけるようにしているのだとか。

大城和恵10

登山初心者でも、脱水や高山病、水分補給の重要性などを伝えていくことで、事故や体調不良を未然に防ぎ、より安全な登山ができるようになっていく。そういう思いで今日も現場に立ち続けていらっしゃるんですね。

基本的には「みんなのためになることをしたい」という思いが根っこにはあるんです。遭難した一部の登山者だけでなく、登山者全体のため、そして救助隊員の安全のために活動するのが、医師である自分の役割だと考えています。

参照:医療知識も登山技術のひとつだと思うんです

 近年の登山ブーム、登山者の高齢化や遭難などが日常的に報道される中、より多くの人が山岳医療の重要性を理解することで安全に登山できる人がもっと増えていくと良いですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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